Vol.3 調査書とは?
調査書とは、学校の成績の3年間分を一つにまとめたものです。
提出される調査書の内容が家庭でも確認できる
高校に提出される場合には「平成○○年度入学志願者調査書」、家庭用に渡される際には「成績及び諸活動等の記録通知書」というように、名称が変わります。名称が変わるだけで、どちらの内容も一緒です。つまり、高校に提出される調査書の内容が家庭でも確認できるということです。昔は家庭や受験生が調査書を見ることはできませんでした。
「評定」と書いてあるところは5段階評価です。1学期から3学期の成績(=通知表)を加味して、その学年での成績が決められます。今、多くの中学校で3学期の通知表とともに、学年評定(その学年としての成績)も配布されているようです。その数値がそのままこの調査書に記載されるケースが大多数です。
5段階評価×9教科=オール5で45が満点です。主要5教科だけでなく、実技教科も大事になります。国語の5も家庭科の5も同じ扱いです。
「その他」の欄は部活動や、取得している検定級などが記載されます。県大会出場なども書いてもらえますし書道・珠算なども級を持っていれば書いてもらえたりもします。検定を取得した時は、必ず担任の先生に伝えましょう。
埼玉県の公立高校は「加算方式」で合否判定
埼玉県の公立高校は「加算方式」で合否判定されます。※「加算方式」とは、合否を「当日の学力検査の点数+調査書の点数」の両方で決まる方式です。そのためには調査書が必要となります。また多くの私立高校でも、調査書は受験申し込み(=願書提出)の際に必要です。※加算方式に関してはまた後日。
調査書は中学校3年間の学習記録・活動記録
調査書は中学校3年間の学習記録・活動記録ですので、定期テストだけではなく、授業態度・提出物・授業中の挙手、などなど、日々の学校生活が重要となってきます。サボってばかりだと、自分に跳ね返ってきますよ。しっかりとした学校生活を送りましょうね。