Vol.5 倍率とは?
倍率とは?合格率というより「不合格者が何名出るか」と考えたほうが良いでしょう。
例えば…
ある公立高校で募集定員が400名だったとすると、倍率はこうなります。
募集定員 | 志願者数 | 倍率 | 合格者数 | 不合格者数 |
---|---|---|---|---|
400名 | 350名 | 0.875 | 350名 | 0名 |
400名 | 400名 | 1.0 | 400名 | 0名 |
400名 | 420名 | 1.05 | 400名 | 20名 |
400名 | 450名 | 1.125 | 400名 | 50名 |
400名 | 500名 | 1.25 | 400名 | 100名 |
400名 | 550名 | 1.375 | 400名 | 150名 |
このように、倍率によって不合格者数が変わってきます。
倍率が1.3を超える公立高校で見てみると、不合格者数はこうなります。※全日制普通科倍率平均約1.2倍
募集定員 | 志願者数 | 倍率 | 合格者数 | 不合格者数 |
---|---|---|---|---|
240名 | 312名 | 1.3 | 240名 | 72名 |
320名 | 416名 | 1.3 | 320名 | 96名 |
360名 | 468名 | 1.3 | 360名 | 108名 |
平成29年度埼玉県公立高等学校入学許可候補者数(PDF:415KB)(平成29年3月10日20時掲載)>>
Q:毎年、不合格者数は変わってくるのか?
- Q:毎年、不合格者数は変わってくるのか?
- A:変わってきます。
公立高校は毎年、募集定員を見直してきます。それによって不合格者数は変わってくるのです。
倍率が高い高校は、毎年倍率が高いのか?
では、倍率が高い高校は、毎年倍率が高いのか?
逆に倍率が低かった高校は、翌年も倍率が低いのか?
一概には言えません。隔年現象と言って、前年に倍率が高かった高校が翌年倍率が低いこともありますし、逆に倍率が低かった高校の倍率が翌年に低いことも有り得ます。
倍率が極端に高い場合には、志望校を再度検討する必要がある場合もあります。また倍率が1倍を切る場合にはほとんどの受験生が合格するということも聞いたことがあります。
困ったら相談してみる、それが一番でしょう。