令和3年度 埼玉県公立高校入試【総括】

国語 吉田 誠講師

要点把握と速読の力の両立を

国語講師

国語は出題範囲削減の影響はほとんどなかった。出題形式や大問ごとの配点も昨年と同様であった。

 大問1は小説の読解。美術大学に通う「望音(もね)」と「太郎」がそれぞれ抱く将来への期待と不安を読み取る。
 問1は、傍線①の心情を選ぶ問題。「太郎」が大学を辞めることに「望音」は最初納得できないでいたが、今後について語る「太郎」に、「うまくいくとええなぁ」と答えている。それをもとに選ぶ。
 問2は、傍線②の理由を選ぶ問題。直後に「その理由は」とあるので、内容を追っていくと、「本当に自分はやっていけるのか」、「根本的な迷いは消えなかった」などの表現が見つかる。それと合うものを選択する。
 問3は、傍線③の様子を説明する問題。空欄Ⅰは前後に「わざわざ」、「必要がない」とあり、空欄Ⅱは前後に「ロイアカで勉強したあとの自分が」、「を見てみたい」とあるので、それと似た本文を探して答える。
 問4は、傍線④の理由を記述する問題。「卒業制作のプランは、それ以前の自分の自己模倣でしかなかった」、「もっと広くて未知の世界に足を踏み入れなくちゃ」という本文に指定語句が含まれているので、活用する。
 問5は、本文の表現について、「適切でないもの」を「2つ」選ぶ問題。条件を見落とすことのないよう、普段から問題をよく読む習慣を身につけておくことが大切。各選択肢と本文をよく比較して正誤を判定する。

 大問2は知識事項。漢字の読み書き、動詞の活用の種類、「だ」の識別、「発表の準備」に関する話し合いの問題であった。スピーチやプレゼンテーションなどについては、効果的な方法を確認しておくとよい。

 大問3は論説文。各種の乗り物と歩くこととの比較や、哲学と散歩の結びつきなどをテーマとした内容となっていた。
 問1は、傍線①に関して「カヌーでの思考の働き方」の説明を選ぶ問題。傍線の後でカヌーを漕いでいるときの様子が述べられているので、選択肢と本文を比べながら適切なものを選ぶ。
 問2は、傍線②に関して「乗馬やセイリングにおける自然との関わり」の説明を選ぶ問題。「2つ」選ぶことに注意。「乗馬」については2段落、「セイリング」については3段落に説明がある。
 問3は、傍線③に関して「散歩」や「トレッキング」について記述する問題。「何を感じ取り、どのようにする」と聞かれているので、それに合う本文を探す。すると、傍線の後に「身体と環境との即応を感じ取る」、「自分を異なった存在にする」という、問われている表現が見つかる。
 問4は、傍線④について、「さがしもの」と同じ内容を「同じ段落から」書き抜く問題。傍線前に「そのさがしものは」という指示語があるので、「その」が指す内容で字数が合う部分を答える。
 問5は、傍線⑤について、「散歩」と「考えること」の類似点を書く問題。傍線前の「こうした」、「道路」・「失敗」の指定語句、空欄前後の言葉が手がかりにして、本文から答えの材料を探してまとめる。

 大問4は古文の読解。歴史的仮名遣い、登場人物の行動、主語、内容理解について問われた。読む際は主語を意識し、口語訳や注も参考にしながら内容を理解していくとよい。

 大問5は作文。「ボランティア活動に期待すること」について、調査資料をもとに、自分の考えや体験を書くものであった。昨年度に引き続き配点は12点で、「2段落構成」の条件がついていた。

 国語の文章読解においては、要点を短い時間で理解する力が求められる。日頃からさまざまな分野の文章に触れて、語彙力、要約力、速読力を高めていきたい。

数学(学力検査問題) 瓦井講師

高得点へのカギは基礎力の増強!

数学講師

大問数に変化はなく、難易度も昨年並みであった。学年別の出題範囲の割合は中1:中2:中3=10:5:8で,昨年(中1:中2:中3=7:5:11)に比べ中1範囲の出題が増加した。

【大問1】計算問題・小問 16問(65点)

配点は65点と昨年同様に高く、素早くかつ正確に処理し確実に得点したい。
(13)で有効数字に関する出題があり、手が止まった受験者がいたかもしれない。(16)のひもの長さを答える問題では、曲線部分を円周、直線部分を半径から求めて合計する。類題を解いた経験の有無が明暗を分けることになっただろう。出題範囲は幅広いが基本的な問題の集合のため、高得点を狙える難易度であった。

【大問2】作図・関数(面積) 2問(10点)

(1)は垂直二等分線の作図であり、「基本の作図」の1つ。中1の基礎知識だけで正答できる問題である。
(2)は2次関数のグラフと図形の融合問題。「2点A,Bの座標」「直線ABの式」「点Cの座標」「△AOCの面積」の順に計算していく。解答までの道のりは長いが、一つ一つの計算は基本的なものばかり。夏から関数の問題を練習していたサイエイスクールの生徒なら解けたはず!

【大問3】整数・式による説明 2問(10点)

一見すると難しそうに見えるが、問われていることに対し問題文にある情報を使って解くことが出来れば得点に結びつけられる問題である。
(1)は算数および中1の範囲の問題。文章を正しく読み取れば、簡単な計算で解答答できる。
(2)は中2の「式による説明」の基本的な問題。サイエイスクールの中3夏期教材でも同様の問題を扱った。

【大問4】相似 3問(15点)

(1)は、仮定の「∠ABC=∠ACD」と「共通な角」2点を利用する基本的な証明である。
(2)は辺の長さを求める問題。△AECが二等辺三角形であることに気づけば解きやすい問題である。気づきやすくするためには、図形に等しい辺や角の情報を書きこむように習慣づけるとよい。
(3)は面積を求める問題で、線分の比から面積比を求めて計算する。そのためには(2)を利用するだけでなく、「角の二等分線の定理」「二等辺三角形の性質(頂角の二等分線は底辺を垂直に二等分する)」など幅広い知識が必要。これらが十分に定着していないと、解くのは困難だろう。難易度の高い問題であった。

今年の学力検査問題では、各中学校の定期試験や、サイエイの定期試験対策で扱うような基本的な問題が多く出題された。中学3年間を通して日頃の学習で基礎力を高めていくことが、入試での高得点につながると言える。

数学(学校選択問題) 瓦井講師

日頃のタイム計測で落ち着いた受験を!

数学講師

大問数に変化はないが、出題範囲縮小により空間図形の大問がなくなり、代わりに整数の規則性に関する大問が出題された。難易度に極端な変化はないものの、平面図形に関する問題が難化し、平均点は下がると予想される。出題範囲については、中1:中2:中3=6:3:11で昨年(中1:中2:中3=5:3:11)とほぼ変わらなかった。

【大問1】計算問題・小問 10問(44点)

昨年より問題数が1問増えたが、難易度は昨年同様。(7)の平面図形の問題は、展開図からねじれの位置にある辺を答える問題。組み立てたときに重なる辺や頂点を把握できるかどうかが重要で、展開図の問題に対する経験値が得点のカギとなっただろう。また、学力検査問題同様、(5)の有効数字に関する出題や、(10)のひもの長さに関する出題があった。一問一問の難易度は高めで、これらをどれだけ効率的に解けたかが大問2以降に影響するだろう。

【大問2】作図・関数(面積) 2問(11点)

(1)は作図の問題。角の二等分線と垂直二等分線を作図するもので、基本的な問題であった。
(2)は2次関数のグラフと図形の融合問題。学力検査問題の大問2(5)と同様に計算を進め、最後にx軸を軸とした回転体(円錐)の体積を求めるものだった。各点の座標や直線の式、グラフ上の長さなどを正しく算出できれば、決して難しい問題ではなかっただろう。

【大問3】整数に関する問題 2問(12点)

学力検査問題と同内容の表を用いた問題だが、問題文に補助要素が少なく、限られた情報から読み取る力が必要。
(1)は証明の補助や誘導が無くなり、ほぼ全文を記述する問題であった。ただし難易度は高くなく、完答を目指したい。
(2)は問題文と表から規則性を見つける問題である。答えを予想するのは比較的容易だが、その答えが正しいことを検証するには時間が必要。割り算の余りを求める際に特有の式変形が現れるため、類題の経験があれば回答しやすかったであろう。

【大問4】相似の応用 3問(16点)

(1)は学力検査問題の大問4(2)と同様。
(2)は相似の証明で、三角形の外角と内角の関係を利用する問題。この知識は非常に有名だが、証明に用いることは多くない。幅広い知識を証明に用いる応用力と、その知識を文章で表現する記述力が試される問題であった。
(3)は学力検査問題の大問4(3)と同様。ここで時間をかけずに解けるかどうかは、中学2年生の段階から面積比の問題をどれだけ演習しているかによって決まる。

【大問5】関数 3問(17点)

動点と図形の面積についての問題。過去問でも出題が少ないタイプの問題のため、戸惑う受験生が多かったことが予想できる。特に(2)・(3)は難易度が高く手がつけにくい問題である。
(1)は、動点の動き方と関数の関係を理解していれば容易に解ける問題である。
(2)は「場合分けが必要になること」、「点Qが辺BC上にある時の面積比」の2点を考えなくてはならないため、難易度が高い問題である。この問題では、面積比が3:1になることから底辺比=面積比を用いて面積を考えることがポイントとなる。
(3)は求める過程を記述式で答える問題だったため、簡潔かつ十分な文章を書く力が求められる。(2)同様に場合分けが必要となる。近年の入試では、記述で答える問題が増加傾向にある。ただ答えを出すだけでなく、導くまでの過程や説明を書けるように訓練する必要がある。

今年の学校選択問題は難易度では手が出しやすいものの、説明や証明の記述など時間のかかる問題が各大問に散りばめられていた。高得点のポイントは時間配分。小問を速やかに処理し記述に割く時間を確保できるよう、日頃から時間を計って演習に取り組むなどの練習をおこなうとよい。

社会 山田講師

問題練習量とやり直しが高得点のカギ

社会講師

出題範囲は公民経済分野が出題されなかったため過去に例のない範囲となった。
三分野の配点は、地理分野32点、歴史分野は34点、公民分野は18点、三分野総合は16点であった。公民分野よりも地理歴史の点数が高いのが本年度の特徴である。
出題形式に大きな変更点はなかった。そのため、過去問題を多く解き、やり直しをしっかりやった生徒は安心して解けたであろう。
本年度の各分野での目立った問題を分野別でみてみると、日本地理分野では大問2問2である。例年ならば、雨温図が示され判別するのだが、「12~2月の降水量」と「7~9月までの降水量」と「年間降水量」だけが示されていた。解法のポイントは、「島根県は日本海側にあるので、冬の降水量が多い」、「高知県は太平洋側にあるので、夏の降水量が多い」という基本事項が分かれば正解となる。
 歴史分野では大問3問2の藤原氏、平氏の系図から藤原道長、平清盛が行ったことの共通点を記述させる問題。まず、藤原氏がおこなった摂関政治から考えてみよう。「自分の娘を天皇の后にし、その子供を天皇にたて、摂政関白の地位につき政治を行う」ものである。
平氏との共通点は、「自分の娘を天皇の后にし、その子供を天皇にたてる」こととわかる。平安時代の政治権力の流れを確認する良問である。
 公民分野では大問6問5は、世相を反映する問題であった。年齢別のインターネットショッピングの利用、支出割合と電子マネーの保有世帯と利用世帯の割合の推移からグラフを読み取り正しいものを選択する。落ち着いて選択肢を確認すれば、2008年から2018年の電子マネーの保有世帯と利用世帯の割合が、2倍以上になっていることに気が付く。
 次回の範囲で経済分野からの出題が増えたとしても、「しっかりと問題を解き➝やり直し」の学習習慣が大切である。
 また、大問6問3の問題は、昨年テレ玉で放映した社会の内容でも解説しているので機会があれば参考に見ていただきたい。

理科 清水講師

【出題傾向】生活を科学の視点でとらえる問題がさらに増加

理科講師

大問1

一問一答形式。様々な単元から8問出題されている。8問中じつに7問に図があり,そのうち図の内容から解答を導く問題が2問出題されていた。問3は毎年出題されている実験器具の使い方に関する問題。今年は,実験装置の組み立て方が問われた。化学反応によって水が発生することが記載されているので,試験管の口が下にさがっているものを選ぶ。問5は陸地と海における大気との循環は蒸発・降水をあわせて100となる。陸地に注目をしたときに,大気から陸地への降水が22に対して陸地から大気への蒸発が14となるので,その差が陸地から海へ流水されたということが読み取れる。

大問2

【地震】問4は,「初期微動継続時間は震源からの距離に比例する」という関係を説明すればよいが,「初期微動」という語句を用いることから,「初期微動継続時間=初期微動が始まってから主要動が始まるまでの時間」と言い換えられると解答しやすくなった問題であった。
問5は緊急地震速報に関連する問題。 (1)は,地震発生から緊急地震速報が届くまでに10秒かかることを求めた。(2)のグラフは,S波が10秒間に3km/s×10秒=30km進んでいるので,「震源から30km,到着までに0秒」のところからかき始める。

大問3

【骨や筋肉などのからだのつくり】問3では,中2で学習した「からだのつくり」と中3の物理で学習した「運動」の融合問題となった。問3は物理内容のてこを利用した問題となった。「支点から力点」「支点から作用点」の距離の比と力の大きさの比を利用して答えを導く問題であった。

大問4

【電池】問3は,「電子オルゴールが鳴った理由」と「アルミニウムはくに穴があいた理由」の2つを記述する問題であった。ここ数年で多く出題されている形式である。書き方に困る問題だが,1つ1つを別々に記載し,つなぎあわせて解答する問題であった。

大問5

【熱量】理科で学習したことが,身近なものや,日常生活に関連していることがわかる問題。電気ケトルや電源タップの使用上の注意点について問われた。問4の計算問題では,問題文の「ただし」のあとの説明から,「電気ケトルから発生した熱量=水が得た熱量」として計算をすすめていくことがわかる。理科の問題を解く上で,「ただし」のあとの説明に十分注意して問題をすすめてもらいたい。

【出題形式】先生と生徒の授業場面やノート,レポートの内容で問題が進行

従来の「実験・観察」についての問題がなくなり,今年度は「授業中の様子や生徒のレポート」からの問題のみとなり,読みやすくなった。
また,従来は「実験をすべて読んでから」問題を解く形式であったが,今年度は「授業の様子」を読んで問1,2,「生徒のレポート」を読んで問3,4のように,大問の中が細かく区切られているので考えやすくなっている。
さらに,昨年度と同様,実験結果や図示されたことからその理由などを記述する問題が出題された。図や表を読み取り,必要な情報をつなぎ合わせる力や,それらを「文章にして」「わかりやすく説明できる」力が必要である。いわゆる知識で解くことのできる問題よりも,話の流れからわかることや図や表などから読み取り,解答していく問題に今後は移行していくことが予想される。
大問1の小問8つと大問2~5の単元を合わせると,中学3年間で学習したほぼすべての単元が出題されている。どこかに絞って学習するのではなく,教科書を隅々まで学習しているかが問われている。

英語(学力検査問題) 横江講師

正しい文法知識と読解力が鍵

英語講師

出題形式や問題数は昨年度と同じ。今年は「関係代名詞」「間接疑問文」が出題範囲から削除され、文章問題の語彙量も減っているので、例年に比べると一文を構成する語数が少なくなった。読みやすくなった分、逆にand、but、soのような等位接続詞を用いて文章を複雑にする構成が目立った。正しい文法知識と英文を正確に速く読む力が鍵となった。
大問1のリスニング問題に大きな変化はない。問題の指示はすべて英語で行われている。28点を占めるリスニング問題で確実に得点することが全体の高得点につながる。
大問2は昨年同様【学力検査問題の大問4】と同じ内容の会話文。「日本と外国の文化の違い」についての内容で、身の回りのことを題材にした読みやすい文章だった。4つの短い文章の後に設問、加えて全体からの出題という形式もほぼ昨年通り。正確に速く読む情報処理能力が試されていると言える。問7の適語句補充問題では、例年の「○○語以上」ではなく「3語」と語数指定され、解答しやすくなった。
大問3は、高校1年生のTomokoが水族館の生き物から学んだ「相利共生」がテーマ。テーマから内容が難しく感じた生徒もいたのではないか。昨年に比べて語彙数は減っているが、時間配分には注意が必要。問1では第2文型のlook と熟語be afraid ofの組み合わせ、前置詞の後ろにくる動名詞など正しい文法知識が求められた。問2は昨年と同形式の、文章中の空所に適した文を選んで入れる適文挿入問題が3問。配点が9点と大きい。前後の文のつながりを時間内でまとめられるかがポイントで、時間をかけすぎると全てが解き終えられない可能性もある。問6は例年通り2語を補充する難易度が高い要約文完成問題。本文に出てくる語句や表現を空所内に当てはめるためには、正しい文法知識が求められる。
大問4の英作文は、ここ数年続いていたAIや情報リテラシーのような社会的話題性のある難易度の高いテーマではなく、「小学生は自然の中でもっと過ごすべきか」について自分の考えを書く問題。英検のライティングや二次試験で頻出のテーマのため、英検準2級や2級の学習をしていた生徒にとっては有利だった。

英語(学校選択問題) 横江講師

速く読む力と正しい文法力が鍵

英語講師

問題量や難易度は昨年とほぼ同様。難しい問題はないが、基本的な語彙力と正しい文法知識が求められた。また、使用された単語数が多く、正確に速く読む力が鍵となる
大問1のリスニング問題に大きな変化はない。学校選択問題との違いは指示内容の英文記述の有無のみ。28点を占めるリスニング問題で確実に得点することが全体の高得点につながる。
大問2は空所補充問題。例年通り基本的な語を書く問題で、昨年度の「3単現のS」に続き、今年はstarを「複数形」にする文法事項も出題された。
大問3は昨年から出題されている短めの文章題。問1では動名詞、接続詞を使った並べ替え問題が出題。本文中でも助動詞、不定詞、過去形、未来形など中2で学習する内容の文法事項が基本となっている。
大問4は【学校選択問題の大問2】と同内容の「日本と外国の文化の違い」についての内容なので、身の回りのことを題材にした読みやすい文章だった。4つの短い文章の後に設問、加えて全体からの出題という形式もほぼ昨年通り。英単語数が多いので、正確に速く読むことがポイントになる。問4でも中2で学習する不定詞・副詞的用法が出題。burn(ed)に注釈がないのはやや難しい。問7は「外国の文化について学ぶ一番いい方法は外国を訪れることである」ということについて、自分の意見を2文で記述する問題。英検では頻出の内容なため、準2級や3級の英作文を練習していた生徒にとっては有利だった。問8は例年通り「疑問詞」を使った疑問文を作る問題。基本的な文法知識で解答できる問題だが、疑問詞がaboutの目的語になるのでやや解きづらい。
大問5は昨年と同様に大問3とほぼ同等の英文を読み、2つの設問と英作文に解答する形式。テーマは「海外に行くならどこに行きたいかについて、Emilyにメールを書く」という内容。英検3級受験者ならば一度は書いたことのある内容。

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